一難去ってまた一難とはよく言うけれど、その難を取り上げられたら、わたしのそれは呼吸を止めて死んでしまうと思う。
ずうっとくるしいの?
立ち止まったらおわるからはしる。
だけど夢の中を走っている感覚と同じで、
わたしの駆け足はただのパフォーマンス。
どんなに足を進めようとしても、結局一歩も前へ進めない。
いっそ転んでしまいたい。
それとも、本当はたどり着きたくないのかもしれない。
先を見たくないのかもしれない。
走っているふりをしてここに留まりたいのかもしれない。
わたしのそれが呼吸を止めたら、私の全体のうち、大部分が死ぬと思う。
だけど、残りの部分で生きることは、
とても楽だと思う。
でも、私はその魅力に取憑かれているから、
ほんとはそれは、よく似た偽物なのかもしれなくて、
得ると同時にさらに多くを失うかもしれないけど、
私はその先を目の当たりにするかくごをきめたのだ。
覚悟を決めたのだ。
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